鶴岡市大山にある明治37年創業の和洋菓子店。
和菓子、洋菓子をバランス良く揃え、「芋ようかん」、「月山(つきやま)シュー」の定番スイーツ、季節限定の「いちご大福」などファンが多く、地域で愛されているお店です。
店内にはカフェスペースがあり、広がる田園風景を眺めながら上質なスイーツでティータイムを楽しむことができます 。
夏季のかき氷は自家製シロップが絶品で、毎年行列ができるほど人気です 。
「旬菓処 福田屋」さんは明治時代からのお菓子屋さん。4代目の福田さんは東京で洋菓子の修行中にお父さんが急逝しお店を継ぐことになりました。長くお店に伝わる和菓子はもちろん、これからはお客様の嗜好に合わせて洋菓子の要素も取り入れなければと考えていたお父さんがつくり出した「芋ようかん」や「いちご大福」を家族の協力を得ながら受け継ぎます。
その後、修行時代に憧れを抱いた、コーヒーの香りがするイートインスタイルの都会的なスイーツ店へとリニューアルして、「月山(つきやま)シュー」や「なめらかプリン」などヒット商品を次々とつくり出します。
奥様のサポートやスタッフの協力でお客様への接客も充実させ、試行錯誤しながら懸命に老舗のお店を経営してきました。客足の落ち込む夏場には手づくりシロップと菓子店のあんこ、白玉を特徴にしたふわふわかき氷を提供して、一年中お客の絶えない人気店となりました。
ひたむきな努力と向上心でお菓子づくりと向き合って30年。地域で圧倒的な存在感をもつ魅力あるお店になっています。
e-Towns読者にはもうおなじみの鶴岡市大山にある「旬菓処 福田屋」さんは明治37年の創業。お店が出来て120年以上になります。
お話をお聞きするご店主の福田 博臣さんは4代目。老舗として安定したお店を経営しているという印象があるかもしれませんが、今のお店になるまでにはそれぞれの代の苦労と努力が積み重なっています。
「江戸で武士であった先祖が鶴岡に来て、刀を捨てて商いを始めたと聞いています。菓子屋の初代は1904年(明治37年)に鶴岡の山王通り、現在のホンマスポーツさんのあたりで店を始めたそうです」
なんと、それでは山王商店街に由縁があったのですね!我がe-Towns編集室のすぐそばなのでご縁を感じました。
昭和に入って戦時中に戦火を避けるため大山の太平山のふもとに移りましたが、新潟地震の被害にあって家屋が壊れてしまい、その後冨士酒造さんの酒蔵の向かいあたりに移ります。福田さんはその店舗兼自宅で二人のお姉さんと育ちました。
その後、1995年(平成7年)、お父さんの代に現在の場所にお店を移しました。
「幼い頃から菓子店を家として育ったので、家族が一緒に働くことが普通だと思っていました。物心ついた頃からばあちゃんから将来はお菓子屋を継ぐようにと言われ、それ以外の道は考えたこともなかったです」
と話す福田さん、高校を卒業して修行として東京葛飾にある個人の菓子店に勤めました。2人のお姉さんも東京へ出てそれぞれ菓子店で修行していて、一家で家業をやるという意識が強かったそうです。
「都会には行きたくなかったんですけど、父が強く勧めたんです。父は昔ながらの和菓子だけではなく、お客様の嗜好に合わせて洋菓子を取り入れていくべきだと考えていました。本当は自分が修行してそれをやりたかったんでしょうけれど、若い頃には都会に修行に行けるような時代ではなかったので。僕らに託したんですね」
修行先のお店は本店を含めて4店舗あり、職人がずっとお菓子を作っているようなお店で、実家のお店の雰囲気と似ていました。
「忙しかったですが、いろいろな部分を次々と担当させてもらえたので短期間に経験を積むことができました。修行が終わったら家に戻って父からも和菓子の手ほどきを受けよう、と思っていたんです」
東京に出て1年半ほどしたある時、お父さんの具合が悪くなり倒れたと連絡があり、福田さんは無理を言って1週間ほど休みをもらいました。
「父が亡くなったのはクリスマス前でした。クリスマスケーキの予約が入っていて、その年のクリスマスをどうやってしのいだのか、全く記憶がありません。とにかく家族と一緒に必死でした。忙しかったので悲しむ間もなく、いろいろ考えることもできず、かえってよかったのかもしれないとその時は思いました」
福田さんは急きょ修行を切り上げ、先にお父さんを手伝っていたお姉さんと協力して店を継ぎます。お父さんと一緒にお菓子をつくっていたお母さんから聞きながら見よう見まね、試行錯誤しながらのスタートでした。
突然お店を引き継いだことは大変なプレッシャーと苦労があったことと想像します。家族の協力と努力で「福田屋」さんは継承の時期を乗り越えます。
お父さんが目指していた和と洋の要素を合わせた菓子店としてお店は成長し、福田さんがイートインを備えた現在の形にリニューアルしたのは2009年(平成21年)のことです。お店の外観も和と洋が表現されお客様を迎えます。
実はリニューアルオープン当時も私が取材させていただきました。イートインスペースがあるおしゃれなショップは当時は庄内にはなかなかなくて、素敵だなあと思いながらお店を見せてもらい、オープン後の福田さんの熱い思いを聞かせていただいたことを当時の写真を見ながら思い出します。
「修行時代の店が、買ったスイーツをその場で食べられるイートインスタイルの店で、いつもコーヒーのいい香りが漂っていて、僕もそういう雰囲気の店を持ちたいと思っていたんです」
都会のようにカフェスペースでスイーツを楽しみながらティータイムを過ごすお客様の姿が、ここ大山でも見られるようになりました。
「オープン時は絶対成功させなきゃと思って必死でした。今、こうして店がやれているのは、いろんな支えがあったからこそ。お客様や働いてくれるスタッフたち、家族、関わってくれた方々のおかげです」
25才の時に結婚した奥様のサポートも大きな力になりました。美容師だった奥様は職を辞め、現在は福田屋さんの接客を担当しています。
「自分は菓子屋は家業としてやるものだと思っていたので、結婚する時も家庭に入って欲しいなと思っていました。実家のお母さんが美容師さんで、やはりあとを継ぐはずだった彼女をやめさせてしまったので責任を感じて、福田屋を絶対に成功させねば、と強く思いました。美容師だったので手先がとても器用で、接客だけでなく包装や飾り付けなどもこなしてくれて、材料の計量なども手伝ってくれています。僕が接客をやれと言われてもできないですから(笑)。とても助かっています」
そう笑う福田さん、
「修行から帰ってきて約30年になります。今までお菓子を作って一度も辛いとか嫌だと思ったことはありません。家業だと思って育ったし、父、母、祖母がいて、子供達が店を手伝うという家庭が自分にとっては普通のことで、そういう家庭を自分も築くと思い描いていました」
課題はありながらも今はお店が理想の形に近づいている、そう話してくれました。地域の人気店として大きな存在感を放っているのもそんな充実した気持ちが反映しているからなのかもしれません。
目移りするほどの商品が並ぶ「福田屋」さんのスイーツの中でもe-Towns読者に口コミの多いのが「芋ようかん」、季節限定の「いちご大福」、そして読者プレゼントでおなじみの「月山(つきやま)シュー」。
この3つの代表的なスイーツについてお聞きしました。
「芋ようかんといちご大福は父の代のヒット商品で、どちらも和と洋を合わせた菓子です。子供の頃、最初に食べたときは慣れなくて、こんなのありか?(笑)と思いましたが、父は先見の明があったんだと思います。今も福田屋の代表的な商品としてしっかり引き継いでいます」
お姉さんとともに作り方を再現しながら引き継ぎました。品質を安定させるにはその日の湿度や温度、素材によって微妙な調整が必要なのだそうです。さつまいもの産地や採れる時期でも味が違うので材料の変化にも合わせる必要があります。そのデリケートさがあのおいしさをつくり出しているんですね!
「昔は季節が変わるとさつまいもがなくなってしまったので秋冬限定のお菓子というイメージでしたが、今は貯蔵方法も進化して年中さつまいもが使えるので、いつもお店にある定番のスイーツとなりました」
千葉県など大きな産地から取り寄せることで、常に品質が良く美味しいさつまいもを仕入れることができ、安定した「芋ようかん」づくりができているのだそうです。
そして、季節限定で毎年売り切れ続出の福田屋さんの「いちご大福」。白玉粉などでつくる求肥(ぎゅうひ)ではなく、本当のもち米を使うのが特徴です。そのためかたくなるので日持ちがしません。
「いちごも時間が立つと新鮮味がなくなるので、おいしいうちに食べてもらいたいと思っています。つくりたてを食べるのが一番美味しいので、保存を優先させるために何かを入れるなどはしていません。日持ちがしないことと限定数があることをお客様にはご理解いただいています」
フレッシュなおいしさを追求した「いちご大福」は口に含むと大福のもちの柔らかさと上質な甘さのあんこ、いちごのジューシーさが口に広がって絶品です。いちごまわりのホワイトチョコのパリンという食感と甘さもアクセントでクセになります。甘ずっぱさが春を呼ぶ、毎年待ち遠しいスイーツです。
季節の素材となるいもやかぼちゃ、フルーツなどの作物は品種改良されたり、物流がよくなって入るものが変わっていきます。それに対応したお菓子作りを常に心がけているそうです。
「長年作り続けているお菓子も作り始めた頃と全く同じにはならないんです。僕が30年やってきた間に、例えば苺なら「女峰」がメインだったのが「とちおとめ」となって、今は「とちあかり」になっています。素材そのものがもう変わっているので、何かを足してずっと変わらないものを作るというよりは、自然に変わって行くのを受け入れてそれに合わせてつくっていきたいと思っています」
長年スイーツに取り組んで、わかってきたことがあるそうです。
「昔は勉強不足でわからなかったのですが、土や産地、生産者によって同じ作物でもずいぶん違うということを実感しています。使う素材によってお菓子の品質は大きく変わるので、理想のお菓子をつくるためには安定して供給される良い素材を使うことが必要なんだとわかりました。庄内のもの、大山のものだけを使おうするとできるものが限られてくるので、今はあまり地元産にこだわりすぎないようになりました。地域の方から『使ってみて』と季節の作物が届くこともあり、素材に合わせて季節限定や数量限定のスイーツをつくってみることもあって、それはそれで楽しいコラボですけど、あくまで特別な限定品となりますね」
例えば産地が近い庄内砂丘のメロンを利用した夏限定のスイーツはジューシーな爽やかさで楽しみにしているファンも多いです。お客様にしてみれば、いつも変わらぬ商品がある安心感と、その時期にしか食べられない目新しいスイーツ発見の楽しさで、お店に行くのがいつでも新鮮に感じられますね。
そして、e-Towns読者プレゼントで大好評の「月山(つきやま)シュー」。こちらについても聞いてみました。
「月山シュー」は福田さんの作品。
食べ応えのあるシュー生地に注文後に入れてくれる、あと入れのカスタードクリームが特徴の大人気商品です。
「一時クッキーシューが流行ったんだけれど、それに寄せずにオリジナルのものを作りました。修行時代のお店のシューは皮が厚いやつでした。いろいろなタイプがあるけれど僕自身は皮が厚くてゴリゴリ食べるタイプが好きなんです。焼くとボコボコに分かれるくらいの生地にして、アーモンドをのせて歯ごたえを出しました」
「福田屋」さんのお店からは鳥海山と月山が両方見えるんですが、すっとしてきれいな鳥海山ではなく、ボコボコした山肌の月山のほうを表現したかったそうで、月山の雪に見立てた粉糖を振って『月山シュー』としました。がっさんというとネーミングでトラブルがあってもいけないと思って「つきやま」にしました」
丸っこい形が月の山ともイメージさせますね。ゴツゴツ食べごたえのある皮に、アーモンドの香ばしさ、そしてなめらかでもったりとした濃厚なクリーム。ファンが多いのもうなずけます。
そして、福田屋さんと言えば特筆すべきは夏限定の手作りシロップのかき氷。
「夏に大山までわざわざきてもらうには何がいいのかと考えていたところ、家に昭和30~40年ごろに使っていた昔の電動のかき氷機が残っているのを見つけました。使ってみるとふわふわの氷が削れることがわかりました」
そこでシロップやトッピングをお店にあるもので作ってみて試作を重ねました。お姉さんや当時のスタッフと一緒に作り上げ、今もその味を変えていないそうです。
「かき氷に何かオプションをつけるともっと高く売れるよ、と言われますけど、今でもそこそこに高い値段だと思っているし、これ以上値段を上げないように努力をしています。種類を多くしてもお客様が迷うと思って変えないようにしています」
あずきと白玉がついてミルクがかかった和風な「抹茶」かき氷や、(写真はイートイン店内席用)
ざらめ糖をつかった昔ながらの「みぞれ」、そしていちごを知り尽くしているお店のてづくりいちごシロップの「いちご」。
かき氷はミルクや、あずき、白玉でトッピングが選べます。 (写真はテイクアウト用)
あんこも白玉ももちろん自家製。そしてフルーツでシロップをつくれる菓子店の強みで特別なものを用意することもなく美味しいものが提供でき、手づくりという差別化ができることがわかったそうです。
発売当初は『ほんとうにいちごの味がする!』と驚かれたそうで、3シーズン目ぐらいからは仕事ができないほどお客さんが並んで、夏場の目玉商品になりました。最近は甘さ控えめのさっぱりれもん味も登場しています。
「Facebookがちょうど流行り始めた頃で、誰かが投稿したものを見てたくさんの人が来るようになりました。SNSの力ってすごいなと思いました。今はいろんなところでかき氷を出していてお客様の選択肢は増えていますが、暑い夏でも大山に来るきっかけの一つになれればいいなと思っています。下池、高館山、太平山、ほとりあなど近くにいい場所があるので、夏にも巡ってほしい場所があると伝えたいです」
かき氷はイートインでも食べられるし、テイクアウトもできます。シーズンになるとかき氷を求めるお客様で行列ができます。
イートインではお店で買ったスイーツを食べたり、ドリンクもオーダーすることができる「FUKU CAFE」メニューがあります。
『イートインで食べる』とオーダーすれば、お皿で出してもらえます。専門店のスイーツを喫茶店で食べる贅沢さです!(全部美味しそうで、一品を選ぶのが大変ですが;)
おみやげだけではない福田屋さんの魅力、ぜひ味わってみてください。
「父がつくり出した芋ようかんのおかげでここまで来れた、と思っています。もう30年間、毎日丸暗記のように作り続けていますが、父の代の頃からのお客様が変わらず来ていただけることで『うん、これでいいよ』と認めてもらっている気がしてとてもありがたく、励みになっています」
と言いながら福田さんはお客様からの言葉に甘えないようにしていると言います。
「いつも緊張感を保ちたいと思っています。だからあまり店頭には顔を出さないようにしてるんです。お客様から『おいしかった!』などと聞くとその言葉に甘えてしまいそうな自分がいるんです」
と言う福田さん、自分に厳しいかたです。e-Townsの読者からあれだけ届いている口コミの数々の褒め言葉にも甘んじないようにしていると言うので驚きです。
「お菓子をつくる工程の中で、不得意なことがまだまだたくさんあります。例えばお菓子全体を世界に例えると、自分が進んできた道はまだ飛島ぐらいの大きさです。それでも毎日やっていると何か発見があるんです」
菓子づくりの世界、やはり奥が深い…。30年も経験を積んでいるのにさらに向上心や探究心を持ち続けているんだなあと思いました。『厳しい意見を言ってくれる人は自分にとって大切な人』とのこと、本当に厳しい職人の世界で生きている人なんだな、と思いました。
「若い時はあれこれやってみたいと新しいことに次々チャレンジしましたけど、今は広げるよりもやっていることを突き詰めたい、より知りたいと思うようになりました。そうすると考えていた道となにか違うという気づきもあります。年齢と共に、若い頃と同じ道を通っても見え方が違ってきました。新しい野望を抱くより、違って見えているものを見て、答え合わせをやっていきたいという気持ちになってきました。今までやってきたことが正解だったか知りたいんです。そして次の世代に伝えることは何か、伝え方はどうだったらいいのか、考えるようになりました」
お店をリニューアルオープンした時から福田さんを存じていますが、あの頃は熱意にあふれている印象がありましたが、今や経験を積み、素敵な大人になっているんだな、と同世代として共感しました。
休みの日はお子さんの部活動の練習に付き合うこともあるという福田さん。
「若い頃は子どものソフトボールの練習の時にも、とにかくうまくなるようにと一生懸命になってしまって全く周りが見えてなかったんです。それが、最近は年齢のせいか一緒にソフトボールをしながら月山の風景や、木々の美しさが見えるようになりました。子供たちも大きくなって、庄内に住む良さや季節を楽しむ余裕が心にできてきたのかもしれないです。最近は『月山の紅葉綺麗だな、葉っぱがきれいだな』そう季節を感じながら暮らすようになりました。そういう心をお菓子にも出していきたいと思うようになりました」
と話してくれました。若い頃は美味しいお菓子を作ってお店をうまく運営することが中心だったけれど、今は菓子職人としての役目を大事に思っているそうです。
「季節を先取りする菓子職人の粋な役目があると感じているんです。日本人はお餅が好きで、お餅には季節ごとのアレンジがあります。桜餅は桜が咲く前に売り出します。旬なものを旬な時期に美味しくいただく。いちご大福、桜餅、草餅、栃餅など考えると和菓子には季節の移り変わりを伝える役目があると思っています。菓子職人の粋な部分というか、遊び心がちりばめられる面白さを感じます」
季節の移り変わりとその中で暮らす幸せを感じながら、日々福田さんはお菓子をつくっています。
お菓子をつくる工程には修行中の人がやるものとだいたい決まっているようなこともあって、例えば若手は延々とカスタードをつくっているのだそうです。
「うちのような個人の店ではスタッフが年を経て卒業したりするので、18、19才の修行時代にやっていたことを今だに自分がやることがあります。『福田さん若いですね〜』と言われるけど、作り手は気持ちが若くなくちゃいけない。気持ちは修行時代と変わっていないつもりです(笑)。今でさえ苦手な作業もあるし、この世界はこれでいいというゴールがありません」
最近は、外に出向いてお菓子教室の講師を引き受けることがあるのだそうです。受講した人がお店に来てくれて、厨房に手をふって声をかけてくれて『また教室やっての〜』と言われたりするのがとてもうれしいそうです。
「お菓子を作るのが好きな人は、本職にしている人と一緒につくってみたいと思う気持ちがあるのかもしれないです。僕にとっても菓子づくりを伝える時間は楽しいし、発見もあります。そういう機会をいただけるなら、ぜひ参加したいと思っています」
また近年は、昔はなかった同業者同士の横のつながりができていると言います。
「昔は菓子職人同士は仲が悪いというわけでもないけれどもあまり交流しないものだったんです。父の時代は親しい菓子店と少しやりとりするぐらいだった。今は昔と違って常連さんの取り合いなどということはなくて、お客様もシーンによってお店を使い分けている時代です。僕は他のお店にも刺激を受けながら、仲良くやっていきたいと思っています。だから同業者同士で情報交換できる場にはできるだけ行くようにしています。ケーキを作っている職人は大体個性的で、キャラもつくっているものも被らないので気軽に顔が出せます」
以前より積極的な気持ちで外に出向くようになったと言う福田さん、
「同業、異業とのコラボは、1人で黙々やっているときには気づくことのできない自分の現在位置を知ることができるし、気づきが得られます」
菓子組合にもできるだけ参加するようになったと言います。
「今は、後継者問題やスタッフがいないなど、どの店も同じ問題を抱えていると思います。高齢による廃業も多くなってきたので、横のつながりを大切に頑張りたいと思います。知り合いに『都会の店に負けないすごいものをつくってるんだから誇りを持って』と言われたことで自分のやっていることに誇りを持てるようになりました。自分のできることで地域に貢献して行きたいと思っています」
お店の継承についても聞いてみました。
「子どもたちの意思に任せたいと思っています。自分が店を任された時、相当な覚悟で決心しました。かなりプレッシャーでした。全てを自分できめなければならない怖さもありましたし。だからこそ、人から言われたからやるというのではなく自分の意思で決めてほしい。自分の思いで継ぐならそれもよし、その意思を尊重したいと思っています」
大山という地域に根差してこれからもやっていきたいという福田さん、お店のあとを継いだ時には「いろは食堂」さん、「鈴木屋」さん、「寝覚屋半兵衛」さんなどと同じように大山の有名店になりたいと考えました。「福田屋」を知ってもらいたくて、広告過多と思われるほどPRしていたそうです。
「食べてもらってダメならそれでしかたないけれど、まず知ってもらって食べてもらわないと始まらないと思っていました。とにかく来て知ってもらいたい、そう思っていたので『次に登場するのは何でしょう?』みたいななんだかわからない広告を出したこともあります(笑)。そういう広告にも対応してくれたe-Townsさんは僕にとってすごくおもしろかったんです」
リニューアルの大事な時期に本紙を選んで継続して載せていただいてきたことが感慨深く、今回福田さんと改めてお話ができてよかったと思いました。
e-Towns読者にとって、なくてはならないお店となっている「福田屋」さんのスイーツ、たくさんのファンに支持されている理由がわかりました。
若手時代の新鮮な気持ちと向上心を忘れず、経験で得たことをプラスして後世へつなぐ、そんな思いで毎日ご店主がつくっているお菓子。代々この地で家族で守りつないできたあたたかさと、新しさに挑戦するきらめきが合わさっています。
これからも福田屋さんのスイーツでたくさんの幸せが運ばれますように、訪れる人をホッとさせてくれるお店でありますようにと願っています。福田さん、お忙しい中ありがとうございました。
2024/03/07
福田屋さんの苺大福、ホワイトチョコがとても美味しいです。
2023/12/30
福田屋さんの芋ようかんと月山シューは行くたびに購入しています!芋ようかんは皮も入っていて濃厚でポッタリした食感が大好きで、月山シューは中のカスタードが絶品♡自宅より少し遠い所にあるので大山方面へ行った時はお店の混み具合みながら寄らせてもらってます!
2024/03/07
福田屋さんの月山シューは
外がカリカリでクリームがたっぷり入っているけど、飽きずに食べられます♡何個でもいけちゃう。芋羊羹もおすすめ!
2023/12/02
旬菓処 福田屋さん 孫のたったらもち祝い餅を県外に郵送して貰いました。とても好評で対応も良かったですので、2回頼みました。
2024/03/07
福田屋さんの苺大福の季節になりました。毎年楽しみにしています。イチゴにホワイトチョコがコーティングしてあり口に入れた瞬間パリッと音が弾ける瞬間がたまりません。
2024/04/12
福田屋さんの苺大福も おすすめですが 苺モンブランも 美味しいよ。
2024/04/12
先日は、e-Towns様より福田屋さまの月山シューの引換券を頂戴いたしまして、ありがとうございます。早速、引き換えに行ってきました。ボリューミーでかぶり付くと口の周りにクリームが溢れ出て至福のひと時でした。一緒にイモ羊羮も求めて来ました、こちらもとっても美味しかったです!
2024/04/12
福田屋さんの芋ようかんと月山シューが大好きで、いつもこの2種類を購入します。 芋ようかんはさつまいもの主役にバターが効いてて、月山シューはナッツがのった皮がパリパリでカスタードクリームもナイスマッチです。
2024/04/12
福田屋さんの月山シューは程よい硬さのシュー生地とクリームが相まってとっても美味しいです。
2024/05/14
福田屋さんのかき氷、早く始まらないかなぁと楽しみにしています。ふわふわです。
2024/05/15
福田屋さんのいちご大福は、いちごがホワイトチョコレートでコーティングされているのでいちごが水っぼくならず美味しいです。大福とこしあんの比率も丁度よく上品な甘さです。早い時間に行かないとない事が多いので買えた時は一日ハッピーですごせます。
2024/05/15
シュークリームが大好きで洋菓子店に行くたびに必ずかってしまうのですが、福田屋の月山シューはその中でも私の好みでお気に入りです♪
2024/05/15
福田屋さんのいちご大福がとっても美味しかったです!定番の芋ようかんも好きですが、これからの時期はかき氷も楽しみです。我が家では海沿いをドライブしてから福田屋さんに寄るのが定番のドライブコースです。
2024/05/15
鶴岡市大山の福田屋さんの「芋ようかん」は年齢を問わずに好まれるので、手土産に最適です(^^) 私は「月山シュー」、旬の「いちご大福」が大好きですこれから暑い時期の「かき氷」がおすすめです
2024/06/12
旬菓処福田屋さんの「かき氷」がおいしいです! わが家の夏のお出かけの定番になっています! 今年も楽しみにしています!
2024/07/25
夏と言ったらやはり、福田屋さんのかき氷。ふわふわしてとても美味しいです。水ようかん、わらび餅もおすすめです。
2024/08/09
旬菓処 福田屋さんの カキ氷を食べました!毎年 氷のお知らせが出るのを楽しみにしてます お菓子屋さんのかき氷は やっぱり美味しくて 庄内に住んでて良かった〜と感じてます♪
2024/09/19
旬菓処 福田屋さんの月山シューは外がカリカリザクザクでクリームは甘すぎないけど濃厚でとっても美味しかったです。また食べたい!
2024/09/19
旬菓処 福田屋さんのケーキ、お菓子はどれも美味しくて最高です!先日友人に福田屋さんのお菓子を手土産で渡したら、友人も福田屋さんのファンになってました。
2024/09/20
福田屋さんのかき氷が美味しいです。暑い夏にピッタリです。味はもちろんインスタ映えもします。氷とシロップのバランスがいいですね。残暑が厳しいので、まだまだ食べたいです。
2024/09/20
福田屋さんの月山シューは昔から大好きで、ほぼ定期的に買いに行ってます😆なんたってナッツの香ばしさに皮がパリパリでカスタードの甘さや滑らかさがバッグン‼ 芋ようかんも大好きです!
2024/09/20
福田屋さんの芋ようかんは、ちょどいい甘さと口あたりで、老若男女どなたにも喜ばれる秋の味です。
2024/10/16
福田屋さん、夏はかき氷を楽しみに毎年行っています。特にオススメは抹茶あずきです!そこにミルクをかけるとそれは絶品です!そして、芋ようかんも大好きです!芋本来の良さ万歳です!家族にお土産で絶対買っていきます!一つは車の中で食べるように多く買います笑
2024/10/16
福田屋さん。舌の肥えた娘曰く、「今まで食べたシュークリームの中で、これが一番美味しい。」だそうです。皮もクリームも納得の味です。
2024/10/16
福田屋さん。地元の美味しくて、有名なお菓子屋さん。 芋羊羹は、ミスチルの櫻井さんも大好き。 この季節、モンブランが、絶品です。
2024/10/16
甘いものが大好きな私。福田屋さんに行くたびに、春の草餅やいちご大福、今の時期はとち餅と季節を感じています。芋ようかんは毎回絶対に買います! 先日初めて購入した「シューラスク」も美味しかったです。
2024/10/16
田屋さんの月山シューが当たりました。見た目は以前流行った窯焼きシューと似ていて、同じかな?と思ったのですが、違っていました。表面はカリカリそうに見えてサクサクしっとり。中にはクリームがたっぷり溢れそうな程詰まっていて、バニラビーンズの濃厚な香りと上品な甘さが絶妙にマッチして美味しかったです。コーヒーと一緒にティータイムを楽しみました。
2024/10/16
プレゼントでいただいた月山シューの交換で福田屋さんに行きました。以前から気になっていたスイーツで初めて食べましたが、とても美味しかったです。サクッとした生地とクリームとのバランスが良くまた食べようと思います。一緒に芋羊羹も買いましたが、サツマイモの自然な甘さと風味が感じられ美味しかったです。どちらもお土産にも喜ばれると思いました。
2024/10/17
福田屋さんの芋羊羹、お土産で持って行くとみんなから喜ばれます。売り切れている時もあるので、早めに行くようにしています。いつも美味しいお菓子をありがとうございます。
2024/10/17
福田屋さんは近くを通るとよく立ち寄ります。知人へお土産を買いに行った際は、子供も夫も大好きなシュークリームも必ず買ってしまいます。美味しいよ♡
2024/10/17
旬菓処福田屋さんの月山つきやまシューが美味しいです。わざわざ買いに行く程クリームが美味しいので時々 無性に食べたくなります。
2024/10/17
旬菓処福田屋さんのお菓子が大好きです 私はハロウィンが誕生日なので毎年おばけのケーキを色々選んで楽しんでます。
2024/11/18
旬菓処福田屋さん。秋といえばサツマイモ。福田屋さんのこの時期の御茶のともに最適な芋ようかんです。少しまじってる皮がなんもいえずサツマイモの濃厚な味、美味しいです。我が家の秋の味です。
2024/11/18
福田屋さんの栃餅がおすすめです。栃餅とあんこ、どちらも美味しくバランスが絶妙です。家族分も買ったのに結局一人で3個食べちゃいました。
2024/11/18
福田屋さんは、時々利用させて頂いています。和菓子からケーキまで、どれも美味しいです。買いに行くと、いつもついついたくさん買ってしまいます。定番の芋ようかんもお茶やコーヒーと合いますね
2024/11/18
福田屋さんのシャインマスカット大福は週末、必ずかいます。とても美味しいですよ。
2024/11/18
大山の福田屋さんの芋羊羹がお薦めです。芋そのものを食べているようです。本数を確保するために予約して購入してます。お土産で持っていくと喜ばれます。
2025/01/15
旬菓処 福田屋 初めて福田屋さんのクリスマスケーキを予約して 食べました。甘さ控えめなホイップクリームで、 手が止まりませんでした。
2025/01/15
福田屋さんでクリスマスケーキとしてショートケーキ購入しました。とても美味しゅうございました。
2025/01/15
福田屋さんのモンブランが大人の甘さで絶品でした。クリームが美味しい!
2025/01/15
旬菓処 福田屋 大好きで月山シューや芋羊羹をよく買います!月山シューはサクサク生地と香ばしいナッツがカスタードクリームとマッチしていてとてもおいしいです!
2025/01/15
福田屋さんの月山シュー とてもおいしいです。周一でたべてま。ナッツの感覚が とても好きです。
2025/02/12
福田屋さんのつきやまシューはもちろんですが、いちご大福がとても美味しかったです!甘すぎず、食べやすい、こし餡で何個でも食べれちゃいます!!
2025/02/12
ショートケーキはシンプルなだけにお店によって差が出やすいと思うのですが、福田屋さんのショートケーキは、スポンジはきめ細かくふわふわで、生クリームはこくがありつつも軽く、本当に美味しいです。
2025/02/12
福田屋さんの月山シューと芋羊羹は初めて食べた時、美味しくて濃厚で衝撃でした! 酒田では金曜にト一屋さんでも売っていたので購入しました。
2025/02/12
福田屋のいちご大福を求めて、朝一番で買いに行きました。お餅とあんこと大きないちごのコラボレーションは最高です。自分に、家族に、手土産に、みんなに喜ばれる逸品です。
2025/02/12
通勤途中にある福田屋さん。月山シューにスイートポテト美味しいんですよね〜イチゴ大福はいつ頃から始まるのか楽しみにしています♪
2025/02/12
福田屋 『水ようかん』知り合いに、チョットしたお見舞いに、渡しました。とても喜ばれました!
2025/03/12
福田屋さん 毎年楽しみにしているがいちご大福を今年初めていただきました💕いちごにコーティングされたホワイトチョコのパリっと感とあんこの甘さ、いちごの甘酸っぱさを絶妙な厚さのお餅が包んでくれていて最高のハーモニーでした🥰
2025/03/12
福田屋さんのいちご大福は最高に美味しいです。自分へのご褒美に、友達へのおみやげに、今すぐに食べてほしいです。お土産に持って行く場合も、自分の分もぜひカバンに入れてください( ◠‿◠ )
2025/03/12
福田屋さんの芋ようかん最高です❗
2025/03/12
福田屋さんの苺大福は、毎年購入させていただいています。甘酸っぱいいちごとあんこが中に入った柔らかいいちご大福。職場の方々にも大人気で、おすすめですと伝えています。今シーズンもこの季節ならではの苺大福を皆様もぜひ!
2025/03/12
福田屋さんの月山シューがとっても美味しかったです。皮がサクサクでカスタードクリームも絶品でした!
2025/03/12
福田屋さんの「月山シュー」もおいしいですが、先日は、「かぼちゃパイ」をいただきました!1人では大きすぎますが、2人でシェアすると、ちょうどよい大きさです。おいしいので、是非食べてみて〜
2025/03/12
大山新酒祭りの際に、福田屋さんに行きました。寒さのなか暖かいコーヒーが染みました。お土産に買ったいちご大福とシュークリームも美味しかったです。
2025/03/12
もはや定番!かもしれませんが、福田屋さんの芋ようかんが家族みんな大好きです。芋ようかんでもお芋のほっくり感が感じられてほんとうにおいしい…!今の季節はいちご大福もつい手に取ってしまいます!
2025/06/26
福田屋さんの月山シューとてもおいしくて
何個も食べれます。さくさく感が、なんとも言えません。
2025/06/26
福田屋さんは、芋ようかんで有名ですが、月山シューも絶品です。ナッツをトッピングして焼いたシュー皮のおいしさはもちろんのこと、中のカスタードがうまい!!爽やかな甘さで口飽きることなくいただけます。おかわりしたくなるおいしさです。
2025/06/26
旬菓処 福田屋さん、これからの季節はかき氷がおすすめです。 抹茶がとても濃くて美味しいです。持ち帰りもできるので便利です。
2025/06/26
旬菓処 福田屋さん 定番の『芋ようかん』を買いに行きました。 変わらぬ美味しさに、ありがとうデス❢ 今度はかき氷を頂きに行きまーす❢
2025/06/26
福田屋さん 福田屋さんの芋羊羹は、自分用にもお土産用にもいつも買っています。何回食べても飽きないシンプルで美味しい味。そして、夏が来ると毎年かき氷も楽しみに食べています。こちらもシンプルだけど、美味しい〜!これをテラス席で食べて夏を感じています。
2025/06/26
福田屋さん 福田屋さんの芋羊羹は、自分用にもお土産用にもいつも買っています。何回食べても飽きないシンプルで美味しい味。そして、夏が来ると毎年かき氷も楽しみに食べています。こちらもシンプルだけど、美味しい〜!これをテラス席で食べて夏を感じています。
2025/06/26
旬菓処 福田屋さんのかき氷、ふわふわしていておすすめです。私は抹茶をリピートしています。 先ほど送付したものに不備の項目があったようなので再送信します。