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高校3年生の時に、鈴木さんのお姉さんが出産。赤ちゃんを初めて抱っこした時の感動が忘れられず、「子どもと関わる仕事がしたい」と保育士の資格を取り鶴岡の保育園で15年間働きました。
年々子どもたちの変化ー運動能力の低下ーを感じていた時に、TAIJIKUと出会います。この出会いが鈴木さんを大きく変えました。本当に子どもたちのためになることは何か、生涯を通じて豊かな人生を送るには何が必要かと考え、独立起業を決意します。
今後はTAIJIKUの考え方を広げて、子どもだけでなく、大人やシニアの方の健康にも貢献したいと考えています。
子どもたちの運動能力の低下に関する話題は、ニュースで見た事があります。さほど大きな問題ではないと思っていたら大間違い。脳の神経発達やコミュニケーション能力、集中力、やる気、ポジティブ発想など、多くの「人間力」に関っていることを、鈴木さんと話して教えてもらいました。
15年も続けた保育士の仕事を辞めてまで挑んだTAIJIKU子どもの運動学習塾鶴岡校の開校は、幼い頃から学習塾に通わせるなど勉強重視の偏った子育てからの健全な転換を期待させます。
楽しく体を動かすこと、そして協調性と自主性を養うことは、遠回りに見えるかもしれませんが、実は学習能力の向上にも近道なのかも知れません。
現代社会において、長い人生を心豊かに生きていくために本当に必要なことは何か。親が子どもにしてあげられる最善のことは何か。考えさせられました。
鈴木さんは高校時代は地元の工業高校に通っていました。3年生の就職の時期になり何をしようかと考えていた所、お姉さんに子どもができました。家族みんなで喜び、初めて赤ちゃんを抱っこした時にとても感動したのだそうです。
その時の大きな感動が鈴木さんの進路を決めることことなります。
子どもと関わる仕事がしたいと強く心に思った鈴木さんは、保育士になろうと思いました。そして就職活動を辞めて、短大に通うことになります。
後に、小学校の文集に「保育園の先生になる」と書いていたのが分かり、その通りになったなあと思ったことがあったそうです。
学校を卒業してUターンした鈴木さんは、鶴岡市の保育園で15年間保育士として働きます。長年子どもたちと関っていく中で、徐々に異変に気がついていきました。体の動かしかたがぎこちない、うまくバランスが取れない、リズム感がない子どもが増えていたのです。
「ちょっと変だな、どうしてだろう」と思い、少し危機感も感じたと言います。そんな時にTAIJIKUと出会います。
TAIJIKUは、全国展開している子ども運動学習塾で、医学的根拠に基づいた運動プログラムで子どもたちの健康的な身体づくりをサポートしている団体です。「正しい身体の使い方」を習得して、非認知能力(精神・心)の成長も目的の一つとしています。
TAIJIKUの話しを聞いて、子どもたちの変化の理由が分かり、鈴木さんはこの考え方に大いに共感しました。
近年、子どもたちは外で遊ぶ機会が減り、運動量も減った結果様々な所に影響が出ていると言います。子ども時代はこれからの長い人生を生きて行くための土台を作らなければならない大事な時期なのに、このままではいけないと感じました。
そう思った鈴木さんは居ても立っても居られなくなり、TAIJIKUのトレーナーの資格を取ろうと思い立ちます。カリキュラムで学んで行くうちに知識の幅は広がり、子どもたちにしてあげられることがどんどん増えて行きました。
結婚して二人の子どもにも恵まれて順風満帆に生活していた中でしたが、鈴木さんの心には「TAIJIKUの考え方をもっと広めて子どもたちの役に立ちたい」という思いがだんだんと強くなっていきました。そして独立する決意をします。
「ご縁があり、現在のスタジオを借りられると聞いたんです。そこでTAIJIKU鶴岡校をやれると思いました。チャレンジでしたが、周りの理解のおかげで開校することができました。とてもありがたいことです」と鈴木さんは話します。
スクールの雰囲気は先生と生徒というよりは、一緒に運動するお父さん・お兄さんと子どもたちという感じで、和気あいあいとしています。取材中見ていたところ、子どもたちは進んで並んだり、物を運んだり、片付けたりと行動に自主性があり驚きました。そして終始楽しそうにしていました。
やらされるというより自ら参加したいと思う雰囲気づくりは、簡単なことではありません。多くの子どもと関わってきた鈴木さんの経験が光る一面だと思いました。
スクールでは、運動神経が著しく発達し始める幼少期から正しい身体の使い方・姿勢の土台となる『体軸』を身につけていきます。体軸は学習や習い事の習得力のアップに役立ちます。運動神経が育つと、あきらめない、課題を解決する、継続するなど心の成長にも良い影響があります。言わば生きるための土台となる能力と言えます。
TAIJIKUが独自に開発した身体バランスを整える「体軸体操」と、運動神経の発達に欠かせない100種類以上の動きの基礎となる10秒アクションと言うプログラムを使って身体能力を最大限伸ばしていきます。
興味深いのは、体の使い方の上達度に応じて1〜15級までの級制度があり、ビンゴ形式のカードをクリアすることによって級が上がっていくという、いかにも子どもが喜びそうな仕組みを作っているところです。「今日は何ができた」「次は何だ」とゲーム感覚で運動を習得していきます。
また、スクール中に友達を応援したり、体操のリーダーをしたりと、人のための行動をするとアクションポイントをゲットできます。10ポイント貯まるとレベルが1つ上がり、300レベルまであります。レベル10毎にオリジナルアイテムがもらえ、全て集めると記念メダルがもらえるそうです。
なんとワクワクする仕組みですね。
こういったことは、意欲や発想する力、コミュニケーションスキルなど数値化することが難しい非認知能力を育てることに繋がるそうです。
「心と身体は繋がっているんです」と鈴木さんは言います。
スクールは50分。キッズコースとジュニアコースがあります。少人数制で、運動が苦手な子どもにもそれぞれに合わせた指導を行っているそうです。取材当日は兄弟で参加している子どももいました。
体験会も開催しているので、ホームページからお申し込み下さい。
取材当日は最初お母さんたちが子どもを連れてきて、終わる頃にまた迎えに来ました。50分の教室なのでその場で見学して待っていても良さそうなのにと思い、「お母さんたちは見学しないんですか」と聞いてみました。
「見学していただいてもいいのですが、子どもたちだけの方が伸び伸びする気がして、何かそういう雰囲気になってますね」と鈴木さん。
「『保育士さんだから安心して任せられる』と言ってもらえています。そういう意味で、資格や前職の経験は生きていますね」
「親御さんたちと帰りの際にいろいろお話しする機会がありますが、『子どもが毎回ここに来るのを楽しみにしています』と聞いた時は良かったなと思いますね。それとGoogleにクチコミを書いてくれるかたもいて、『苦手意識のあった運動にも積極的に取り組む気持ちを持てた』とか、『できることが増えると子どもが喜んで話してくれます』などと感想をいただくと嬉しいですね」
「子どもたちの成長の役に立っていると思うことが、やりがいですね」と鈴木さんは話します。
鈴木さんはSNSの発信も積極的に行なっています。スクールの様子が動画でも見られますので、ぜひ見てみて下さい。子どもたちが楽しそうに体を動かしている姿が見られます。
「これからはたくさんの人に体験してもらって、TAIJIKUの良さをどんどん広めていきたいと思っています」と鈴木さんは今後の抱負を語ってくれました。
「教室での授業だけでなく、最近は幼稚園や小学校から講師の依頼もありますので、そういう場でも積極的に情報を発信していきたいです。子どもの成長は地域にとって宝物です。そこに関わることで、地域に貢献できたらいいですね」
と話したところで「実は」と鈴木さん。
「TAIJIKUは子ども向けだけでなく、大人向けのプログラムもあるんですよ。腰の痛みや肩こりで辛いというかたが多いと思いますが、適用するプログラムがあります。健康教室などで呼んでいただければきっと力になれると思います」
「以前ラジオ体操で怪我をする人がいるという話しを聞きましたが、そういうかたはきっと正しい動かし方をしていないのではないかと思います。一度動かし方を知っていただければ、怪我の予防という意味でも有効なのではないかと思います。いつまでもしなやかな体は理想ですね」
TAIJIKU鶴岡校では、お話しと実際の運動を組み合わせて45分ほどの講演、出張体験を行なっています。
「出張料金はご相談いただければと思います。企業や町内会、各種サークル、団体、運動クラブや部活動などお気軽にご相談下さい。お役に立てると思います」
今全国に広がっているTAIJIKUのスクールは、東北ではまだ鶴岡校だけです。人気のスクールに身近に参加できるので、お子様の健やかな成長をお考えのかたはぜひ一度体験してみてはいかがでしょうか?
鈴木さん、子どもの未来のため、これからも活躍して下さいね。ありがとうございました。