NEWS

トレカ

イベント

無料モニター募集

今月の広告

庄内の美景

広告掲載

Vol.43

会員ID 1472

株式会社 板垣水道

DATA

クーポン付!e-Townsトレカ

この画面をお店で呈示して下さい

※特典が無いカードもあります

※紙のカードのみ有効のお店にはその旨記載があります

Special Interview

スペシャルインタビュー

◎話しを聞いた人 代表取締役/板垣 一紀

水まわりの修理からリフォームまで住まいの快適な暮らしをサポート。
井戸掘りをきっかけに始まった創業時代から給排水の設置工事、ガスや電気の供給など暮らしに欠かせないエネルギーに関わる大切な役割を地域で担っています。
現在はさらに、薪やペレットなどの木質バイオマスを活用したボイラーやストーブの取り扱いやメンテナンスなど
地域の未来を見据えた新たなチャレンジに取り組んでいます。

インタビュー概要

板垣水道さんは地域の暮らしを支える会社。
井戸堀りに関わっていたおじいさんの代に、出稼ぎで得た水道の技術を地域に持ち帰り創業。普及が始まった水道やガスの工事に携わり、時代と共に関連事業へ幅を広げました。水道、ガスから派生して給湯設備、冷暖房、調理器具など暮らしの困りごとにも対応しています。

3代目に就任した板垣一紀社長は、東日本大震災時に普段は当たり前に感じている毎日の暮らしが急変し、仕事上関わってきたエネルギーの技術の大切さを改めて感じました。海外でエネルギーに関して学ぶ機会を得て、地域内のエネルギー資源の活用についても貢献できるようにペレットストーブや薪ストーブの取り扱いも始めました。

毎日の暮らしを技術で支え、エネルギーの未来を考えること、また若い技術者の育成などを通して次世代へつないでいくことを理念として大きな夢を描いています。見据えているのは、地域エネルギーの未来。庄内の資源を生かして地域の中でお金が循環する仕組みをつくること、そして地域の暮らしを支える技術を次の世代へつないでいくこと。

地域の水道屋さんから再生可能なエネルギーへの取り組みへ大きな夢が広がります。

水道の普及とともに始まった、70年の歩み

出稼ぎ先で身につけた技術を、故郷の暮らしのために

板垣水道さんは鶴岡市藤島地区の長沼にあります。

水道工事をはじめ、給湯・ガス設備、冷暖房設備、住宅の水回りリフォームなど、住まいの設備全般を手がけています。なかでも、ペレットストーブや薪ストーブ、薪ボイラーの販売・施工、メンテナンスにも対応しているのが特徴です

どうして水道屋さんがペレットストーブを?そんな疑問を胸に、社長の板垣さんに創業の頃からのお話をお聞きしました。

板垣 一紀さんは3代目、創業は昭和29年(1954年)でおじいさんの代です。

「もともと地域で井戸掘りに携わっていた祖父が、冬場の「出稼ぎ」で水道工事の技術を身につけたのがきっかけでした」

当時は水道の普及が始まったばかり。板垣さんのおじいさんは、覚えた技術を持ち帰って地元で生かせば、年間を通して仕事ができるのではないかと考えたのだそうです。

水道が地域で普及し始め、板垣水道さんは配管工事を請負い、会社として大きく成長しました。昭和40年代に入ると、今度は都市ガスの普及が始まります。

「水道とガスは同じ管を使っていたので、ガスでも同じ配管技術が必要とされました。ちょうど水道、ガスが地域で普及し始めたタイミングだったので祖父の着目点のおかげで会社は大きくなりました」

こうして水とガスという地域で暮らしを支える事業を担うようになった板垣水道さんですが、2代目のお父さんがあとをついだころにはライフスタイルの変化によってさらに水道やガスから派生して給湯、風呂釜、ガスコンロなど近代的な住宅設備にも幅広く対応するようになりました。

板垣さんは家業を継ぐべく、専門学校で設備について学び、山形市内の設備会社へ就職。給排水だけでなく、冷暖房や換気、ダクトなど幅広い設備工事の経験を積みました。公共施設の設備工事なども含めた実務経験を積むことでこれからの企業に必要とされる技術の資格を取得することと、一度、外を見てからというお父さんの思いもあったといいます。

そして一緒に働いている弟さんと会社を受け継ぎました。時代に必要とされる技術を新しく取り入れ、暮らしの変化に応えていく姿勢は創業から変わらず引き継がれています。

住まいのことから、エネルギーの未来まで

庄内の暮らしを豊かなものに

板垣水道さんではお客様にどんなサポートをしているんですか?と聞いたら、

「水回り全般ですね。そしてガスの設備。そのほか、生活に関わるもの何でも(笑)。コンロ、ボイラー、IHクッキングヒーター、エコキュート、エアコン、ペレットストーブ、薪ストーブ……」

板垣さんがそう話すように、板垣水道さんは「水道屋さん」のイメージよりもずっと幅広いサービスをおこなっています。

水道屋さんなのでトイレの詰まりや水漏れなどのよくある水回りのトラブルの解決はもちろん、

ガスにも長く関わってきたので、ガスコンロ・ガス給湯機・ガスストーブ、ガス漏れ対応などのガス機器に関してもプロフェッショナルです。

エネルギーに関わるものにも広く対応しています。燃料を使うもの、例えば灯油タンク・石油給湯機・石油ストーブ、油漏れ対応など、

そして電気に関わるもの、エアコン、エコキュート・IHクッキングヒーターなど。

すべて販売、設置、修理からリフォームまで、住まいの快適な暮らしをトータルでサポートしてくれます。

そんな板垣水道さんがペレットストーブや薪ストーブも扱うようになった訳を聞いてみました。

 

「きっかけは、東日本大震災です。あの時、仕事の面でも自分の生活の面でも、エネルギーについて改めて考えさせられました。当たり前のように使えていた電気や燃料が、突然使えなくなる。あの経験から、これからのエネルギーをどう考え、備えていけばいいのか、自分の専門分野でもあるしもっと学ばなければいけないと思ったんです」

それから板垣さんは、太陽光や太陽熱、地熱、木質バイオマスなど、さまざまなエネルギーについて学び、オーストリアにも足を運びました。

「直接海外の技術者などと交流を持つ機会もあり、国は違っても、エネルギーの課題に向き合う思いは同じだと感じました。同じ目標に向かう仲間が世界にもいる。そう実感したことで、自分たちが取り組んできた技術は、これから世界でますます必要とされるものなのだと気づき、仕事への誇りが深まりました」

板垣さんが特に関心を持ったのが、地域の木をエネルギーとして使う「地域循環」という考え方でした。庄内の山の木を燃料として使えば、環境面だけでなく、地域の中でお金を循環させることにもつながります。

この考え方に共感した板垣さんは、自社の技術やサービスを通じて地域に貢献し、庄内の暮らしをさらに豊かなものにしたいと考えるようになりました。その具体的な取り組みとして始めたのが、ペレットストーブや薪ストーブの販売・施工・修理・メンテナンスです。

「誰にでも勧めるわけではありません。薪を割ったり運んだりする手間も含め、その人の暮らしに合うものを一緒に考えます。どんな暮らしをしたいのかに合わせて提案することを大切にしています」

幅広いメーカーの製品を取り扱うのも、お客様それぞれの暮らしに合ったものを提案するため。設置して終わりではなく、その後のメンテナンスまで長くサポートしています。メーカーを問わず修理に対応しているため、閉店した専門店に代わって修理の相談を受けることもあるそうです。

住まいの設備を幅広く扱い、導入後の困りごとにも応える板垣水道さん。地域の人々が安心して暮らせるよう、身近な相談先として、地域の家庭の暮らしを支えています。

「頼んでよかった!」その笑顔が、やりがい

暮らしの安心を取り戻す、その喜びを力に

仕事をしていて、一番うれしい時はどんなときですか?そう尋ねると、

「やっぱり、仕事が終わってお客さんの顔を見るときですね」

水回りや給湯など、普段は意識せずに使っている設備も、トラブルが起きると突然大きな困りごとになります。

水が出ない、水が止まらない、トイレが使えない、お湯が出ない、寒い…

「普段は何でもなく使っているものだけど、なくては困る。緊急のSOSにできるだけ早く対応して『頼んでよかった!』と笑顔で言ってもらえるのがなによりうれしいですね。小さいものでも、大きいものでもそれは一緒です」

困っている人のもとへ駆けつけ、原因を見つけて直す。使えなかったものが再び使えるようになり、お客様に安心してもらえる。

社長となった今も、仲間とともに現場に出て、お客様の困りごとに向き合っています。水やエネルギーは、毎日の暮らしを支える欠かせないものだからこそ、安心を取り戻してもらうことに大きなやりがいを感じるそうです。お客様の笑顔を励みに、一つひとつの仕事を積み重ねながら、地域の暮らしを支え続けています。

そして、板垣さんには今また新たな喜びとやりがいが生まれています。

「次世代へ技術を引き継ぎたいと考えているので、この仕事の魅力を伝えることやエネルギーの可能性を知ってもらうための取り組みを始めました。エネルギーや技術について若い世代と交流ができることが本当にうれしいです」

大学生のインターンシップや地域の子どもたちの職場体験も受け入れ、エネルギーについて、技術について関心を持ってもらう機会を積極的に設けています。

「自分たちのこととしてとても真面目にエネルギーの未来を考えている子が多くて、若い世代の考えやアイディアにも刺激を受けます」

会社にはインターンで訪れた学生から贈られた、感想と感謝を綴った色紙が飾ってありました。

お客様の「頼んでよかった」という笑顔。そして、若い世代と技術やエネルギーの未来を語る時間。

日々の仕事で地域の暮らしを支える喜びに加え、その技術や思いを次の世代へつないでいくことも、今の板垣さんにとって大きなやりがいになっています。

技術と地域資源を次世代へ

暮らしを支える技術で、庄内の未来をつくる

これからどんな会社にしていきたいですか? と尋ねると、

「水道屋で夢を語るの、俺くらいかもしれません(笑)」

板垣さんが思い描いているのは、庄内の資源を生かし、持続可能なエネルギーの循環を次の時代へつないでいくこと。地域の資源を活用し、技術と経済が地域の中で循環する未来です。

「庄内は山に囲まれ、森林がある。冬は雪が多い。地域に昔から豊富にあって、ときには困りごととして認識されているものに、実は資源になり得る価値があります。こういう資源をエネルギーとして利用したい。そういう未来へのエネルギーシフトに、技術を持つ者として貢献したいと思うんです」

若い世代の人手不足が課題となっている設備業界ですが、板垣さんはむしろ、これからの若者にこそ可能性があると考えています。

「AIが進化しても、現場で配管をつなぎ、設備を取り付け、故障を直す仕事には、人の技術が欠かせません。技術を身につければ、庄内にとどまらず、全国や海外でも活躍できる可能性があります。若い人にはチャンスだと話しているんです」

暮らしを支える仕事を通じて、地域にあるものの価値を見つめてきた板垣さん。後進育てにも力を注ぎいでいます。まちの水道屋さんの目は、日々の仕事の先にある、庄内の資源を生かした新しい可能性へと向けられています。

「今の暮らしの中から未来のエネルギーの可能性を考える」

井戸掘りから水道へ、水道やガスなどの住宅設備へ。そして今、地域資源を生かすエネルギーの未来へ。時代の変化に合わせて仕事の形を変えながら、暮らしを支えてきた板垣水道さん。

これまで培ってきた技術を生かし、地域の資源を新たな価値へとつなぎ、次の世代へ可能性を手渡していく。その挑戦の先に、板垣さんが思い描く豊かな庄内の未来があります。

e-Towns読者のクチコミ情報